2006年07月14日
もうイッチョウ・こんなニュースに弱いです。
【山口】〈「プレーボール」を聞くまでに下〉 女子部員
【ヤフーニュースはこちら】
岩川寿那緒(2年)は下関中央工業高校に17人しかいない女子生徒の1人。授業後は48人の男子部員に混じり、白球を追う。
6月の宇部西との練習試合。相手のエラーで出塁し、初めて盗塁を決めた。二塁からベンチを見ると、男子部員が沸いていた。「野球を続けてきてよかった」。監督の田中正浩(39)と交わした「1試合で1安打1盗塁」を半分達成できた。
中学ではソフトボール部。中2の夏、チームで高校野球を見に行って雰囲気のとりこになった。
高校入学後、体験入部に顔を出した。「男子部員と同じ練習をこなすこと」。田中が示した入部の条件だった。
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岩川寿那緒(2年)は下関中央工業高校に17人しかいない女子生徒の1人。授業後は48人の男子部員に混じり、白球を追う。
6月の宇部西との練習試合。相手のエラーで出塁し、初めて盗塁を決めた。二塁からベンチを見ると、男子部員が沸いていた。「野球を続けてきてよかった」。監督の田中正浩(39)と交わした「1試合で1安打1盗塁」を半分達成できた。
中学ではソフトボール部。中2の夏、チームで高校野球を見に行って雰囲気のとりこになった。
高校入学後、体験入部に顔を出した。「男子部員と同じ練習をこなすこと」。田中が示した入部の条件だった。
練習を終えて帰宅するとぐったりの毎日。だが何よりきつかったのは、男子の中に女子1人いることの所在なさだった。
ノックでボールを取り損なっても、自分だけヤジが飛ばない。用具を運んでいると「女子の割に力があるんだな」とからかい半分に言われる。
去年の夏休み明け、「自分を野球部につなぎ留めておきたい」と、妹にバリカンで五厘刈りにしてもらった。もやもやが吹っ切れると思った。
それでも一度、気持ちが切れたことがある。部室の鍵が見当たらなくなった責任を問われ、荷物をまとめて部室を飛び出した。
「野球は好きだけど、部を辞めたい」。職員室で田中に申し出た。練習を続けて休んだ。ある昼休み、男子部員たちに部室へ呼ばれた。「悪かった、すまない。お前が辞めたらつまらん」と頭を下げられた。
日本高野連の規定で、女子選手は公式戦に出られない。生徒会役員でもある岩川は、山口大会ではスタンドで全校応援団の一員として試合を見守る。「試合には出たい。でもルール以前に実力的に無理」。男子と女子が同じ試合に出ることに田中も否定的だ。「基礎体力が違う。試合で互いに遠慮して野球本来の激しさが失われたら、本末転倒だ」
だが、岩川が入部したことで、プレー以外の部分で男子部員の成長を田中は感じるという。「さりげない気配りをするようになった。それが彼女の一生懸命さに対する応え方だと思う」
県内の女子選手は岩川のほか、華陵高に高松香奈子(1年)がいる。高松も優勝を狙う強豪校で男子と同じ練習をこなし、大会ではスタンドで声を張り上げる。試合に出られなくても、野球への気持ちは男子と変わらない。
県高野連は、県内でこの秋開かれる中国大会の始球式で2人に投げてもらう計画を進めている。
(文中敬称略)
(2006年07月13日15時12分 朝日新聞社)
(朝日新聞) - 7月13日17時30分更新
********
見る分には 野球よりサッカー が好きなわたしですが、
こういったニュースや、
先日のワールドカップでの【ジダン・事件】の差別発言やら、見聞きするにつけ
野球の方がすすんでるかなぁ。(野球での人種差別は20年?前の話、とか、ラジオで生島淳さんが言ってました。)
思ってしまうのです。
まぁ、サッカーの方が、ボディコンタクトも多く、より肉弾戦・より戦闘的 という感じではありますが・・・
ノックでボールを取り損なっても、自分だけヤジが飛ばない。用具を運んでいると「女子の割に力があるんだな」とからかい半分に言われる。
去年の夏休み明け、「自分を野球部につなぎ留めておきたい」と、妹にバリカンで五厘刈りにしてもらった。もやもやが吹っ切れると思った。
それでも一度、気持ちが切れたことがある。部室の鍵が見当たらなくなった責任を問われ、荷物をまとめて部室を飛び出した。
「野球は好きだけど、部を辞めたい」。職員室で田中に申し出た。練習を続けて休んだ。ある昼休み、男子部員たちに部室へ呼ばれた。「悪かった、すまない。お前が辞めたらつまらん」と頭を下げられた。
日本高野連の規定で、女子選手は公式戦に出られない。生徒会役員でもある岩川は、山口大会ではスタンドで全校応援団の一員として試合を見守る。「試合には出たい。でもルール以前に実力的に無理」。男子と女子が同じ試合に出ることに田中も否定的だ。「基礎体力が違う。試合で互いに遠慮して野球本来の激しさが失われたら、本末転倒だ」
だが、岩川が入部したことで、プレー以外の部分で男子部員の成長を田中は感じるという。「さりげない気配りをするようになった。それが彼女の一生懸命さに対する応え方だと思う」
県内の女子選手は岩川のほか、華陵高に高松香奈子(1年)がいる。高松も優勝を狙う強豪校で男子と同じ練習をこなし、大会ではスタンドで声を張り上げる。試合に出られなくても、野球への気持ちは男子と変わらない。
県高野連は、県内でこの秋開かれる中国大会の始球式で2人に投げてもらう計画を進めている。
(文中敬称略)
(2006年07月13日15時12分 朝日新聞社)
(朝日新聞) - 7月13日17時30分更新
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見る分には 野球よりサッカー が好きなわたしですが、
こういったニュースや、
先日のワールドカップでの【ジダン・事件】の差別発言やら、見聞きするにつけ
野球の方がすすんでるかなぁ。(野球での人種差別は20年?前の話、とか、ラジオで生島淳さんが言ってました。)
思ってしまうのです。
まぁ、サッカーの方が、ボディコンタクトも多く、より肉弾戦・より戦闘的 という感じではありますが・・・
Posted by ◎×おやじ at 07:01│Comments(0)
│時事雑感