2015年12月05日
永青文庫 春画展に。
先日、平日に代休がとれたので、ぶらりお江戸へ行ってまいりました。
目的地は永青文庫。
今、永青文庫と言えば『春画展』です。(2015/12/23まで)

今回は、非日常をより一層楽しもうと、着物で出かけました。
着物を着始めて5年になりますが、実は今回が着物で一人で初県外となりました。
この歳でも着物とセットならまだまだ初体験ができますね。

永青文庫は熊本藩・細川家の屋敷跡の一隅にあります。
実は私、30代の頃、ひょんなことで一度だけ細川護煕氏にお会いしたことがあるんですよ。日本新党が出来て最初の選挙後間もない頃だったと記憶しています。ツーショットのお写真も撮っていただきました。
そんなこともあり、永青文庫そのものにも興味が湧いていました。
浮世絵については、今年8月から9月にかけて静岡市美術館で開催された『春信一番 写楽二番』という浮世絵展も見ておいたのですが、それが今回の春画展を見るにあたりとても参考になりました。
と言うか、絶対セットで観るべき展示だと感じたくらいです。
特に作者名や浮世絵版画の技法紹介などが、今回の参考になりました。

フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展
『春信一番 写楽二番』
で春画展
時期により色々なタイプがあったようですね。
近現代なら、エロ本、ブルーフィルム(見たことはありませんが)、ビニ本などの時代があり、一方で篠山紀信さんなど芸術性の高いヌード写真があり、その後動画は技術の進歩とともにカセットビデオに、そして今ではネットで手軽に見られるようになってしまいました。しかしそこにあるのは決して芸術性の高いものでは無いと思います。
春画もその当時は武家が嫁入り道具として持たせていたということから、教本的な意味合いもあったのかなと思います。また時代とともに旦那衆の楽しみであったり、庶民の密やかな楽しみの時代もあったでしょう。
そのような経緯から春画展で観た原画は、構図、色遣い、染料、版画技術など、素晴らしいかったです。
たとえば第一展示室初めにある見つめ合う男女などは、表情も動作も背景もとても綺麗で、若い女性でも抵抗なく見られるのでは無いでしょうか。
また物語性のあるもの、現代で言えば漫画だねと思えるものなど、時代により、また作者によって、技術、技法の違いを感じる事が出来ました。
それを感じる上で、例えば空摺の技法を知った上で観るなど、先に上げた『春信一番 写楽二番』の内容が役立ったというわけです。
空摺・からずり
また二つの展示会を通して、同時期・同じ作者の、風景画・春画の両方の作品を観る事ができたのも大きいですね。
今まで『春画』というとどうしてもデフォルメされた局部和合の印象が強くて、斜めから見てしまう感じがあったのですが、そんな 思い込み・固定概念を払拭してくれた、という意味で、原画を見られて良かった!と思える展示でした。

お土産の春画手ぬぐい
会場内には老若男女いろいろな方が来ていました。男性は一人かパートナーとのようでしたが、女性は友達どおしや親子も見受けられました。
中でも私のすぐ前にいたご高齢(70代くらいでしょうか)2人組が会話がとても面白かったですね。
内容?
ひ、み、つ(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 続きを読む
目的地は永青文庫。
今、永青文庫と言えば『春画展』です。(2015/12/23まで)

今回は、非日常をより一層楽しもうと、着物で出かけました。
着物を着始めて5年になりますが、実は今回が着物で一人で初県外となりました。
この歳でも着物とセットならまだまだ初体験ができますね。

永青文庫は熊本藩・細川家の屋敷跡の一隅にあります。
実は私、30代の頃、ひょんなことで一度だけ細川護煕氏にお会いしたことがあるんですよ。日本新党が出来て最初の選挙後間もない頃だったと記憶しています。ツーショットのお写真も撮っていただきました。
そんなこともあり、永青文庫そのものにも興味が湧いていました。
浮世絵については、今年8月から9月にかけて静岡市美術館で開催された『春信一番 写楽二番』という浮世絵展も見ておいたのですが、それが今回の春画展を見るにあたりとても参考になりました。
と言うか、絶対セットで観るべき展示だと感じたくらいです。
特に作者名や浮世絵版画の技法紹介などが、今回の参考になりました。

フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展
『春信一番 写楽二番』
で春画展
時期により色々なタイプがあったようですね。
近現代なら、エロ本、ブルーフィルム(見たことはありませんが)、ビニ本などの時代があり、一方で篠山紀信さんなど芸術性の高いヌード写真があり、その後動画は技術の進歩とともにカセットビデオに、そして今ではネットで手軽に見られるようになってしまいました。しかしそこにあるのは決して芸術性の高いものでは無いと思います。
春画もその当時は武家が嫁入り道具として持たせていたということから、教本的な意味合いもあったのかなと思います。また時代とともに旦那衆の楽しみであったり、庶民の密やかな楽しみの時代もあったでしょう。
そのような経緯から春画展で観た原画は、構図、色遣い、染料、版画技術など、素晴らしいかったです。
たとえば第一展示室初めにある見つめ合う男女などは、表情も動作も背景もとても綺麗で、若い女性でも抵抗なく見られるのでは無いでしょうか。
また物語性のあるもの、現代で言えば漫画だねと思えるものなど、時代により、また作者によって、技術、技法の違いを感じる事が出来ました。
それを感じる上で、例えば空摺の技法を知った上で観るなど、先に上げた『春信一番 写楽二番』の内容が役立ったというわけです。
空摺・からずり
また二つの展示会を通して、同時期・同じ作者の、風景画・春画の両方の作品を観る事ができたのも大きいですね。
今まで『春画』というとどうしてもデフォルメされた局部和合の印象が強くて、斜めから見てしまう感じがあったのですが、そんな 思い込み・固定概念を払拭してくれた、という意味で、原画を見られて良かった!と思える展示でした。

お土産の春画手ぬぐい
会場内には老若男女いろいろな方が来ていました。男性は一人かパートナーとのようでしたが、女性は友達どおしや親子も見受けられました。
中でも私のすぐ前にいたご高齢(70代くらいでしょうか)2人組が会話がとても面白かったですね。
内容?
ひ、み、つ(笑)
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