2016年02月14日
『天の虫のおきみやげ』展山梨県にて
日本列島に春の嵐が吹き荒れたこの日、山梨県立博物館で開催されている『天の虫のおきみやげ』展に行ってきました。

展示会場内は撮影禁止ですが、受付手前でこの案内板ならとの許可を得て撮影
前日は長野でスキー、そのまま一泊し2日目はスキーせず、帰路途中足を伸ばして訪問しました。
12時過ぎに到着した時にはもう雨も上がり写真のような良い天気。
ここの博物館、敷地が広々していてピクニックできそう〜(静岡市からは遠すぎますがf^_^;)

写真はエントランス。横に回ると広場がありました。裏手には畑もあるようです。
展示でまず感じたのは、おカイコさんを育てて繭にする養蚕は農家にとっては本当に大変な仕事だったんだなぁ、という事。
住宅も蚕を育てるための構造だったり、蚕の間に寝たと言われるほど、蚕が生活の中心だったそうだ。
繭一つが2g、そこから1300m〜1500mの生糸を取り出せるんだって。
でも着物一枚は繭3000個が必要と読んだ事があるから、本当に貴重だったんだね。
絹の着物は身分の高い人達しか着られなかったのがよくわかります。
そしてくず繭(絹糸を引き出せない繭)も無駄にせず紬にして着物に仕立てた訳ですが、大変な思いをして育てているのですから、少しでもムダには出来ないですよね。

展示の最後には遺伝子組換えによる『光る繭・シルク』の展示がありました。
また未来に向けて、医療・食糧・衣料の分野で色々な研究がされているとの事です。
余談ですが8年くらい前、JAXAの展示会場で、宇宙食として蚕を用いる研究がされているとのことで、開発中のビスケットを試食した事がありました。味は、普通にビスケットでした。(^^;;
古事記や日本書紀にも登場したり、江戸時代の養蚕秘録で『ヨノツネの虫とは違う』と記載された蚕。
生活の糧としてだけでなく、同祖神や神札・護符など信仰の対象ともされていたようで、日本人の生活深くに関わっていた事もわかりました。
着物を着る事で興味を持って出掛けたこの展示、覧られて良かったです。
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展示会場内は撮影禁止ですが、受付手前でこの案内板ならとの許可を得て撮影
前日は長野でスキー、そのまま一泊し2日目はスキーせず、帰路途中足を伸ばして訪問しました。
12時過ぎに到着した時にはもう雨も上がり写真のような良い天気。
ここの博物館、敷地が広々していてピクニックできそう〜(静岡市からは遠すぎますがf^_^;)

写真はエントランス。横に回ると広場がありました。裏手には畑もあるようです。
展示でまず感じたのは、おカイコさんを育てて繭にする養蚕は農家にとっては本当に大変な仕事だったんだなぁ、という事。
住宅も蚕を育てるための構造だったり、蚕の間に寝たと言われるほど、蚕が生活の中心だったそうだ。
繭一つが2g、そこから1300m〜1500mの生糸を取り出せるんだって。
でも着物一枚は繭3000個が必要と読んだ事があるから、本当に貴重だったんだね。
絹の着物は身分の高い人達しか着られなかったのがよくわかります。
そしてくず繭(絹糸を引き出せない繭)も無駄にせず紬にして着物に仕立てた訳ですが、大変な思いをして育てているのですから、少しでもムダには出来ないですよね。

展示の最後には遺伝子組換えによる『光る繭・シルク』の展示がありました。
また未来に向けて、医療・食糧・衣料の分野で色々な研究がされているとの事です。
余談ですが8年くらい前、JAXAの展示会場で、宇宙食として蚕を用いる研究がされているとのことで、開発中のビスケットを試食した事がありました。味は、普通にビスケットでした。(^^;;
古事記や日本書紀にも登場したり、江戸時代の養蚕秘録で『ヨノツネの虫とは違う』と記載された蚕。
生活の糧としてだけでなく、同祖神や神札・護符など信仰の対象ともされていたようで、日本人の生活深くに関わっていた事もわかりました。
着物を着る事で興味を持って出掛けたこの展示、覧られて良かったです。
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Posted by ◎×おやじ at 21:24│Comments(0)
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