2006年05月31日

発がん物質7メートル先まで

ダイオキシンや、アスベストと聞くとすぐ思い浮かべるのが「人体への悪影響」では無いだろうか。
関東の畑でのダイオキシン報道があったとき、異常なくらい敏感に反応し売れなくなった野菜があった。
固着している状態では害は少ないにもかかわらず、アスベスト=即危険 といった雰囲気が出来上がってしまった。
前者は空中に浮遊する濃度からすれば、そんなに敏感になることも無いという訂正報道があった。
その際、もっと危険なものがあるとの指摘も。でも誰も『それ』については騒がなかった。

発がん物質7メートル先まで

*写真と本文は特に関係ありません。
 本文により雰囲気が重くならないように。

31日は世界禁煙デーだそうだ。
それにあわせて出されたのが下記のニュース(全文は クリック!)
『「歩きたばこの禁止」が広がる一方で、屋外に灰皿を設置する動きもあるのを問題視。
「煙やにおいは7メートル届く。直径14メートル以上の空間を確保できなければ灰皿を置くべきではない」としている。』

そうだ。


施設内が全面禁煙でも施設入り口付近に喫煙用灰皿が置いてあるのは、道理からしておかしくない?
子どもを煙害から守るためという理由で学校内が全面禁煙なら、校門外にたむろして喫煙しているのは、道理からしておかしくない?
と、いつも思ってしまう◎×です。

私がタバコの危険性を強く感じたのは、『妊娠3ヶ月の赤ちゃんの写真』をニュートンという雑誌で始めてみたとき。
その写真ではすでに目鼻の位置も決まっていて、これから大きくなるんだ、という生命力を感じました。
懐妊がわかった3ヶ月の時点で、もう人間の基本的部位はその基礎が出来上がっている。
ってことは、その間がとても重要なんだ、とも知らされました。
としたら『妊娠したらタバコをやめる』って、正論のようで、実は都合のいい言い訳のようにも思えてしまったのです。
それは女性だけでなく、男性の側にも、同様に大きな責任があると思います。
誰に対する責任かというと、生まれてくる赤ちゃんに対する責任。
親として、子どもの健康を守るという責任。

二番目にタバコの危険を感じたのは、長女が小学校に入ったころでしょうか。
前を歩く人の手に持ったタバコ。手を振って歩いているその高さが、ちょうど娘の顔の高さ。
当人たちは気づいて無いでしょうが、後ろから近づくほどに危険を感じたのを覚えています。

発がん物質7メートル先まで


最近も赤ちゃんを抱いて、その顔横でタバコをくゆらす父親を見ました。
アトピーやアレルギー、肺疾患。 影響を受けやすい赤ちゃん。
副流煙により一生涯にわたる病気を背負う危険があるのです。
*副流煙とは
*主流煙と副流煙の物質比較図

私の住む静岡市でも 歩きタバコ禁止条例が制定されます。
区域をどうするか、というのはこれからのようですが、
風俗店の出店規制のように、幼稚園や学校、図書館等子どものための施設周辺は全市対象に考えるべきでは無いでしょうか。
病気になる前に、風邪を引かないように心がけてあげるのと同じように。


*タバコから子どもを守る
いまいずみ小児科医 のページから
中田ゆりの研究日誌 から
朝日新聞 2006年05月18日

静岡市で6月3日にシンポジウムが開かれるようです。

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Posted by ◎×おやじ at 23:00│Comments(0)守る
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