2006年03月25日
悲しい事件 その3 防犯ベル
『悲しい事件 その2』で 防犯ベルについて書きました。
そして最後に
『そして、この『防犯ベル』が また別の問題を引き起こしてしまうのです。』とも書きました。
今回はこの別の問題について書きたいと思います。
<防犯ベル は以下、防犯ブザー とします。>
そして最後に
『そして、この『防犯ベル』が また別の問題を引き起こしてしまうのです。』とも書きました。
今回はこの別の問題について書きたいと思います。
<防犯ベル は以下、防犯ブザー とします。>
***
長女はこの春高校進学です。その彼女が小学校一年のとき、つまり今から9年も前、まだ防犯ブザーというのは『珍しいもの』でした。
珍しいというより、『ぜんぜん知られていない』といった方がよいでしょうか。
最近でこそ、『日本中どこでどんな犯罪が起こるかわからない』『あの事件が近所で起きないとも限らない』という認識になってきましたが、当時はそうではありませんでした。
妻が話をしていて『でもあの犯人は捕まったじゃない』『あの事件は●●でおきたことでしょ。』といわれたそうです。
当時だって、学校から不審者情報は情報は流れてきました。それにもかかわらず。
そんな時代でしたから、子どもたちにとっても防犯ベルは珍しいものでした。
ましてや小学校低学年の男の子にとって、引っ張ると音がする、『おもちゃ』は格好の標的でした。
案の定、長女の防犯ブザーは標的となりました。
学校から帰ってきた長女がつけるのを嫌がり始めたのは、つけ始めてすぐのことでした。
妻と私で話し合った結果、
『子どもには、身を守るためだから 心配だから』といって話して聞かせました。
そしてその一方で担任の先生と話をして、子どもたちに説明してもらおうということになりました。
妻が学校に出向いて 担任と話したところ、先生の方も理解してくださりました。
そして早々に子どもたちに話をされた結果、いたずらはなくなりました。
ただ、他のクラスの子達からは受けることはあったようですが、そのとき同じクラス子が『いたずらしちゃいけないんだ、』といってくれたそうです。
この話を聞いたとき、先生と子どもたちに感謝の気持ちが沸き起こりました。
世間では 悪い方の話はいっぱい流れてきます。
一方で良いほうの話はなかなか流れてきません。
結果、印象として、どうしても物事を悪い方へと考えてしまいますが、そんなことはないぞ、と。
その後長女は防犯ブザーをつけて通い、幸い一度も使うことなく卒業しました。
ただ、次女の時にランドセルにきつく結んだブザーがなくなる、ということがありました。
その時も担任に相談したのですが、その後もう一度なくなってしまいました。
勿論、どうしてなくなったのかはわかりませんでしたし、クラスの子を疑いたくはありませんでしたが、
3度目がおきたら、どうするか、覚悟を決めて・・・とまで考えてしまいました。
このことは決して担任の責任を追及する、とか、クラスの子を問いただす、ということではなく、場合によっては子どもたちの前に大人が、親が出て行かなければならないこともあるのかもと、考えた次第です。(大人は見ているよ、よその子もしかるよ、または、なぜ防犯ブザーをつけているのかを一生懸命説明する、 的な感じで。どうするかの答えは出せませんでしたし、結果としてその必要もなかったのですが。)
最近では新一年生全員に防犯ブザーを配布する、というニュースを耳にします。
これに関して、実は私は賛成ではありません。
勿論、子どもたちに持たせることに異論はありませんが、
(1)必要と考えるなら親が買って付けさせればいいこと。
決して高いものではないので各家庭の負担は数百円だが、市の全新入生となるとその費用も馬鹿にならない。
もらってもつけない家庭も必ずあり、そうなると配布の行為も金銭も無駄にしてしまう。
(2)地域や団体がおこなうなら、道具よりも人
NHKご近所の底力 などでも取り上げられていますが、地域の人の力で子どもとまちを守る工夫が必要だと思います。
勿論、そうして地域が一丸となって活動を始めるには大変なこともありますが。
*****
願わくば 防犯ブザーも子供向け携帯サービスも必要のない世の中になりますように。
長女はこの春高校進学です。その彼女が小学校一年のとき、つまり今から9年も前、まだ防犯ブザーというのは『珍しいもの』でした。
珍しいというより、『ぜんぜん知られていない』といった方がよいでしょうか。
最近でこそ、『日本中どこでどんな犯罪が起こるかわからない』『あの事件が近所で起きないとも限らない』という認識になってきましたが、当時はそうではありませんでした。
妻が話をしていて『でもあの犯人は捕まったじゃない』『あの事件は●●でおきたことでしょ。』といわれたそうです。
当時だって、学校から不審者情報は情報は流れてきました。それにもかかわらず。
そんな時代でしたから、子どもたちにとっても防犯ベルは珍しいものでした。
ましてや小学校低学年の男の子にとって、引っ張ると音がする、『おもちゃ』は格好の標的でした。
案の定、長女の防犯ブザーは標的となりました。
学校から帰ってきた長女がつけるのを嫌がり始めたのは、つけ始めてすぐのことでした。
妻と私で話し合った結果、
『子どもには、身を守るためだから 心配だから』といって話して聞かせました。
そしてその一方で担任の先生と話をして、子どもたちに説明してもらおうということになりました。
妻が学校に出向いて 担任と話したところ、先生の方も理解してくださりました。
そして早々に子どもたちに話をされた結果、いたずらはなくなりました。
ただ、他のクラスの子達からは受けることはあったようですが、そのとき同じクラス子が『いたずらしちゃいけないんだ、』といってくれたそうです。
この話を聞いたとき、先生と子どもたちに感謝の気持ちが沸き起こりました。
世間では 悪い方の話はいっぱい流れてきます。
一方で良いほうの話はなかなか流れてきません。
結果、印象として、どうしても物事を悪い方へと考えてしまいますが、そんなことはないぞ、と。
その後長女は防犯ブザーをつけて通い、幸い一度も使うことなく卒業しました。
ただ、次女の時にランドセルにきつく結んだブザーがなくなる、ということがありました。
その時も担任に相談したのですが、その後もう一度なくなってしまいました。
勿論、どうしてなくなったのかはわかりませんでしたし、クラスの子を疑いたくはありませんでしたが、
3度目がおきたら、どうするか、覚悟を決めて・・・とまで考えてしまいました。
このことは決して担任の責任を追及する、とか、クラスの子を問いただす、ということではなく、場合によっては子どもたちの前に大人が、親が出て行かなければならないこともあるのかもと、考えた次第です。(大人は見ているよ、よその子もしかるよ、または、なぜ防犯ブザーをつけているのかを一生懸命説明する、 的な感じで。どうするかの答えは出せませんでしたし、結果としてその必要もなかったのですが。)
最近では新一年生全員に防犯ブザーを配布する、というニュースを耳にします。
これに関して、実は私は賛成ではありません。
勿論、子どもたちに持たせることに異論はありませんが、
(1)必要と考えるなら親が買って付けさせればいいこと。
決して高いものではないので各家庭の負担は数百円だが、市の全新入生となるとその費用も馬鹿にならない。
もらってもつけない家庭も必ずあり、そうなると配布の行為も金銭も無駄にしてしまう。
(2)地域や団体がおこなうなら、道具よりも人
NHKご近所の底力 などでも取り上げられていますが、地域の人の力で子どもとまちを守る工夫が必要だと思います。
勿論、そうして地域が一丸となって活動を始めるには大変なこともありますが。
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願わくば 防犯ブザーも子供向け携帯サービスも必要のない世の中になりますように。
Posted by ◎×おやじ at 23:06│Comments(0)
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